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演技に関する日本と韓国の俳優の認識の違い

今、韓国にきているのでお芝居に対する韓国と日本の俳優の
捉え方の違いについてちょっと書いてみます。
韓国は日本の植民地政策が終わるとすぐに実技(訓練)を中心とした
アメリカの手法を取り入れたのに対し、日本は西洋の人文学から
演劇理論をもとに演技について考えるようになりました。

勿論これが全てではありませんが、現在も日本には俳優にとって体系立った
演技訓練のカリキュラムが少ないことをみれば今も尚その考え方が色濃く
残っていることがわかります。日本の教育機関の最高峰である東京大学にも
存在しないのです。
RIMG0218.jpg

昨日、釜山にある慶星大学演劇課のHuo教授にお会いして聞いたのですが、
韓国の大学では今まで実技6割、理論4割でやってきた俳優の教育システムに
関して、今後さらに実技の割合を7~8割に引き上げようとしているそうです。
これはどれだけ立派な演技理論を学ぼうが、演技訓練を繰り返し行うことに
よって自分の声や体を自由に操られるようにならないと俳優として飛躍的に
向上することはないという教育側の合理的な見解であり、また俳優本人たちが
よりリアルな演技を欲していることの顕れでしょう。

RIMG0212.jpg

日本と韓国の役者が演劇を通して交流するような取り組みは
これまでたくさんありました。でもこれはあくまで文化交流の範囲であって
俳優個々のスキルアップを目的としたものではありません。

私はアジア個々の国の俳優たち、特に日本の俳優はもっと高度なレベルの教育を受ける
機会を増やすべきだと考えています。映画24区では俳優への教育プログラムをまずは
日本と韓国で共有し、世界に通用する優秀な俳優を互いに育成していくことのできる環境を
今後3年以内に構築すべく準備に動きだしています。

料理の世界では腕のよい職人がいい素材を求めて種を植えるところから加わります。
映画をつくる我々24区が俳優や脚本家にこだわるのはこれと同じことなのです。
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| 映画人育成 | 19時09分 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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