最近、映画業界以外の人と話す機会も増え、
「なぜあなたが映画業界にいるのか?」と聞かれることが
多くなりましたのでブログに書いてみることにしました。
私は大学を卒業後、銀行に約10年近く在籍し、
主に中堅・中小企業の再生支援に携わってきました。
「再生支援」といっても前向きな話ばかりではなく、
担当していた映画会社や興行会社を已む無く、整理・清算に
追い込んだこともあり、映画が好きだった私には辛い経験でした。
そんな折、映画「パッチギ!」を通して、シネカノンという
映画会社の李鳳宇さんと出会いました。李さんがつくる映画は
派手ではありませんでしたが、人間が泥臭く生きていく強い
メッセージがあり、私は好きでした。
私が在籍していた銀行は当時シネカノンと取引をしていましたので
ある程度の内部事情は把握しており、経営に苦しんでいたことも
知っていました。なんとか李さんを支援したいと思い、2007年に
周囲の反対を押し切って銀行を退職し、映画業界に飛び込みました。
次回に続く
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