先日オフィス・シロウズの佐々木史朗社長と
お会いした際、「映画プロデューサーを志望する若者がいない」
という話になりました。
佐々木史朗さんが理事長をされている「日本映画学校」。
在校生が600人を超えている大きな学校なのですが
映画プロデューサーを育成するコースはありません。
当校は来年、国内初の映画専門の4年制大学「日本映画学校(仮)」
となる予定ですが(現在、文部科学省に認可申請中)、それでも
ビジネス要素の強いカリキュラムは考えていないようです。
スクーリング・パッドでも映画プロデューサーを育成する
「映画ビジネスコース」というのがあって、今春募集をしましたが、
定員に満たず、開講を延期しました。
今後大きく伸びる兆しの見えない映画業界。
昨年から続く映画会社の倒産・・。
若者が「映画ビジネスだけは怖くて近寄りたくない」
と考える気持ちはよく分かります。
ただ何の業種にせよビジネスにはリスクがつきまといますから
映画だけが怖いっていうのは違うような気がします。
消費者からの選別が激しい飲食やアパレルなんかもっと怖い。
いずれにせよ映画プロデューサーがいなくなることは
映画がつくられなくなる訳ですから良いことではないです。
私は「映画プロデューサー」の活躍の場が単に「映画制作」
だけではなくもっと視野を拡げてもいいと考えています。
現在秋に向けていろいろと模索中です。